結局、「コリ」ってなんなんでしょう?

コリとは?

いやいやいや、最近の雨っぷりはいかがなものでしょうか・・・さすがに日光が恋しくなります。

少し時間が経ってしまいましたが、先日の宮崎県の大雨もすごかったですね!この季節にあんな大雨が降ることがこれまでにあったでしょうか。久し振りに恐怖感を味わいましたが、雨でのそれは人生初です。

天気の話はさておき、患者さんからよく聞かれる「コリ」について、私なりの考えをまとめてみたいと思います。

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「コリ」には種類がある

科学的コリ

身体の「コリ」って、本当に様々な説や原因があって、どれも正解のように思えるし、違うんじゃない?と思うこともあったりするのですが、長年患者さんの身体でコリに触れてきた結果、コリには種類があるのだと思います。

まず、大きく分けて、科学的に実証されるコリと、そうでないコリです。

科学的に実証される「コリ」とは

1)慢性疲労

ほとんどの人が、このタイプのコリに悩まされているのではないでしょうか。

特に40代に入ると、どうしても身体の回復力が落ちてくるので、日頃運動不足だったり、睡眠が足りてなかったりなど、生活習慣が整ってない方はどうしても疲れが取れにくくなるんです。

その疲労が溜まりに溜まってコリになっていくのかなぁと思います。

2)オーバーユース(使い過ぎ症候群)

スポーツやアスリートの世界でよく使われる言葉ですが、一般的にも多くの人がなっている、いわゆる「職業病」みたいなものです。

例えば、車の運転を多くする仕事だったら、長時間座りっぱなしの状態が続いた時に、腰に負担が常にかかってしまってそれがコリとなってきます。

そのコリを感じながらも放置することで、坐骨神経痛などを引き起こしたり・・・

3)血行不良、冷え

特に身体を動かすことが少ない人や、運動嫌いな人、外に出ることが少ない人、呼吸が浅い人など、色白で筋肉量が少なく、エネルギーが足りてなさそうな見た目の人に多いです。

筋肉を使うことがないからコリがなさそうに思えるけど、筋肉を使わないからこそ血流が悪くなり、コリを作りやすくなってしまいます。冷えも同様で、筋肉をしっかり使えていなかったり、仕事などで仕方なく寒い環境下に長時間いたりすると、慢性的な冷え性になり、コリが起きてしまいます。

身体は細いのに、筋肉そのものが繊維化しているような、とても簡単にはほぐれない厄介なコリです。

4)質的栄養失調

炭水化物、糖質を食べる量が多いと、炎症を起こしやすくなるのでコリ化しやすくなります。

好き嫌いが多い人、ジャンクフードや添加物まみれの食事ばかりしていると、脂肪も増えるので毒素の溜まりやすい身体になり、コリが多くなってしまいます。

大きく分けるとこんな感じでしょうか。

もしかしたら、「これは科学的じゃねーだろ!」と思われることが含まれるかもしれませんが・・・後で思い出して、「これもだった」と追記するコリもあるかもしれません(汗)

科学的に実証されない「コリ」とは

非科学的コリ

実は、この科学的に実証されないコリは、要は「精神的なこと」の場合が多いです。

例えば、お姑さんから長年小言を言われ続けていた方が、耳の閉塞感や頭痛を訴えていて、首が恐ろしく筋張って、鉄の棒を刺しこんでるんじゃないかと思うほどコリ化している人、責任の重い仕事にプレッシャーを感じ続け、首も肩も回らないほどのコリを作ってしまった人、介護疲れで精神的に参ってしまい、不眠症になって身体中が凝り固まっている人・・・

・被害妄想
・トラウマ
・自責
・罪悪感
・自己嫌悪、自己否定
・いじめ、嫌がらせ
・依存、共依存

などなど、主に人間関係が絡む心のコリが、身体にまで現れてしまっている状態です。

そしてもう一つ、科学的に実証されていないコリに当てはめてもいいかなーと思うことがあって、それが、薬やワクチンなどの自然ではないものを使い続けていると、コリを起こしやすくなるのでは?と感じています。

特に、鎮痛薬、湿布、降圧薬、利尿薬、抗不安薬、睡眠導入薬・・・あげればキリがないですが、これらを毎日飲まなくてはいけないと言われて素直に飲み続けている人ほど、コリがほぐれない人たちです。

ワクチンも同様です。特にコロナワクチンが始まってからは、意味不明なコリの人が本当に多いです。

長期間に渡り蓄積された「負」の結晶がコリになる

自分を癒す

人間、誰しも「コリ」を持っているものです。科学的にも非科学的にも、どちらも混じり合ってコリになっています。

それを、いかに早く手放すか、少しでもコリにしないような生活習慣に改善するかが大切です。

長年溜め続けたコリは、そう簡単にはほぐれてくれませんし、精神的なものからくるコリは、身体からのアプローチだけでなく、考え方や捉え方を方向転換するトレーニングも必要です。

私は、どんなコリにも正面から受け止め、できる限り患者さんの力になれるように気をつけています。

コリって、その人の人生を象徴するアートのようにも見えてしまいます。声にならない言葉、身体から発せられる音楽、歪みや硬さでその人の「生き方」を表現しているのでしょうかね。

「ああ、私はこんなに頑張っているんだ」と自分を褒めてあげられるようなコリに変えて、自分自身を癒していきましょう!

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