鍼を刺すと異常に痛がる人の特徴5つ!慣れれば気にならなくなる?

鍼が痛い

私もまだ若かりし頃は鍼灸師になってからも「鍼」が大の苦手でした。

たまにチクッとしたり、ズンッと響いたり、ビリビリッと何かが走るような感覚がする時がありますよね。

それがいつ来るか分からなくて、ドキドキドキドキしながら刺されていました。

なので、鍼が怖いとか、痛いから鍼治療がいいのは分かっててもできない!という人の気持ちはすごくよく理解できます。

鍼が異常に痛い!という患者さんに共通することをまとめてみます。

 

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鍼を痛がる人の特徴

多くの場合、痛みよりも「気持ちいい」という人の方が多いですが、異常に痛がる人には共通することがあるということに気づきました。

身体に痛みがあることや、鍼をしたときに痛いことにも、きちんと意味がありますし、どちらも身体からの大切なメッセージです。

1.元々痛みに弱い

「痛み」には、強い刺激と弱い刺激があり、それを感じる領域を「閾値」と言います。

難しいのでめちゃくちゃ簡単に説明すると、「痛みに強い人」と「痛みに弱い人」がいて、それぞれ痛みを感じる「閾値」が違うということです。

同じ刺激を与えても、Aさんには「心地よい刺激」Bさんには「痛み」として神経が感じてしまうのでしょうね。

ちょっとの痛みにも敏感な人は、この閾値が低いという場合があります。

この閾値は個人差が非常に大きいのが特徴です。

2.筋肉の疲労が溜まりすぎている

鍼を刺した時の痛みが強い人の特徴として一番多いのがこのパターンです。

要は「コリすぎ」です!!

そして、私の鍼は特に悪い筋肉の部分にピンポイントで当てるのでかなりの確率で痛みが出ます。

ただ、一度その場所にピタッと鍼が当たれば、その後再度刺したとしてももう痛みは治っていますので、何度も鋭い痛みがある人は相当広い範囲で身体がボロボロの状態になっていると認識して下さいね!

3.毒素が溜まりすぎている

このパターンは女性に多いです。

実は、身体にとってあまり良くない「毒素」は脂肪の中にあることが多いので、鍼をしたときにもしかしたらその毒素が分解され、体内で何かしら悪さをしているのかもしれません。

あくまでも私の勝手な解釈ですが・・・

この毒素が溜まっている方は、どちらかというと鍼よりもお灸で治療した方が反応分かりやすいです。

いつまでもキレイなカサブタができず、お灸の痕がジュクジュクしています。

4.皮膚が過敏

この方は、鍼を打つ前に身体に鍼を当てただけで「痛いっ!!」と言います。

皮膚の近く神経が異常に敏感になっているのです。

このような場合は、まずは皮膚だけを刺激して緩めてあげてからじゃないと鍼が打てません。

子供用の「刺さないはり」などでさっと皮膚を撫でてから治療を開始します。

5.神経質な気質

4の方と似たような方です。

精神的に緊張しやすい方は、皮膚も筋肉も神経もカチカチです。

身体への鍼だけでなく、頭や顔にも施術すると、緊張がほぐれたり、考え方が穏やかになったりするケースがあります。

精神疾患のある方や更年期障害の方に多いかもしれません。

ヘタな鍼灸師の未熟な鍼の場合も

鍼の痛みを強く感じるのは、患者さんに問題がある場合だけではありません。

鍼灸師の腕が悪い場合でも十分痛みがあります。

すみません、私もたまにあります!!

・皮膚の張り方が弱い

・心の準備が足りない

これはもう修行あるのみです。

また、鍼自体に問題があることがあり、鍼の先や、鍼管の先に異常がある場合です。

あと、どうしてもこれだけは避けられない偶然の出来事として、鍼先が「毛穴」を刺してしまうことです。

毛穴を避けるのはちょっと難しいので、こういう場合もあることを覚えておいていただければと思います。

まとめ

いかがでしたか?

私の場合は、できるだけ分かる範囲で患者さんに痛みが来そうなところに当たる前に「ごめん!痛いかもよ!」と声をかけるようにしています。

すると患者さんは「なんで痛いところが分かるんですか?」とびっくりされますが、これも一つの技なんですよね。

ですが、ほとんどの場合が痛いということはそれだけ身体が悪いってことだと思って下さい。

放っておいたら神経痛や関節が動かなくなったりしますので、定期的に身体のメンテナンスをしていきましょう。

 

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