膝に水が溜まって、整形外科で注射で水を抜くという治療をしている人はめちゃくちゃたくさんいると思います。
実は私も以前、小学生のバレーボールの指導をしていた時に、つい思いっきり床で膝を強打してしまい、その後から膝の曲がりが悪いなぁと感じて見てみると、ぷっくりと腫れていました。
膝に水が溜まった時の膝の曲がらないあの感触・・・すごく気持ち悪かったです。
もちろん、自分でお灸をして完治しました。自分の足だからいろいろ実験しながらやったので、まぁまぁひどい目にも遭いましたが(汗)
膝だけでなく、関節に水が溜まることはけっこうありますので、さっさと鍼やお灸で治してしまいましょう。
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なぜ関節に水が溜まるのか?
ネットで調べると、うだうだと小難しいことが書かれてありますし、鍼灸の専門学校でも西洋医学的な視点であーだこーだ説明されます。
私の師匠は、患者さんに膝に水が溜まることについて説明するときに、「膝に負担がかかりすぎてるから、もうこれ以上曲がらないように身体が水を溜めて守ってくれている」と言っていました。
膝がぶっ壊れないように、水を溜めて守っている・・・なんということでしょう!!
膝に水が溜まって、整形外科でその水を抜きに行くけどなかなか治らないという患者さんは、本当に数えきれないほどいるんですが、当たり前のことですね。
水を抜いたところで、一時的に膝が曲がるようになったり、痛みは無くなるかもしれませんが、膝への何かしらの負担は無くなっていないので、身体はまた水を溜めて守ろうとしているだけです。
その水を抜くという対処療法を続けていくと、骨にまで影響し、変形していく・・・悪循環のスタートです。
鍼とお灸で、水を抜かずに散らして循環させる
膝や膝以外の関節に水が溜まって腫れることを、滑液包炎と診断されると思います。
痛みがなかったり、特に気にせず放っておいて自然に完治することもあるようですが、ひどいと細菌が感染して悪化するということもあるようです。
鍼でもお灸でも、どちらでも治療はできますが、私が経験してきた中で治るスピードが早いのが直接お灸をすえることですね!
鍼にしてもお灸にしても、注射で水を抜くのとは違い、悪くなった部分の循環を良くして、溜まった水を散らしていくというイメージです。
お灸で膝の水を散らしていった患者さんたちは、ほとんどの人が再発していません。膝以外の関節に水が溜まって腫れていた人も同様です。
膝に水が溜まるけど、元々は腰が悪いのかも?
滑液包炎は、ようは「使いすぎ」です。一生懸命頑張って生きている証拠ですね!
私はいつも、膝が悪い人でも腰から診させてもらっていますが、本人は腰に異常を全く感じていなくても、腰や背中がカッチカチになっている人が多いです。
膝に水が溜まっていても、血管や神経は元々が腰から始まっていますので、一刻も早く治癒に向かわせるためにも、腰の方も一緒に治療しています。
膝や手足の関節にお灸をするなら、自分で自宅でできる方法もありますので、ぜひやってみてください。
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