宮崎県の中でも特に温暖なわが町延岡市北浦町。
それでも今年の冬は例年になく寒かったような気がします。
誰に問いかけてもみなさん口を揃えて「今年はさみーわ」とつぶやいてましたもんね。
そして2月の終わりから3月にかけての台風のような強風。
毎日毎日嵐のように風が吹き荒れて、漁に出られなかったり、物が飛ばされたり、洗濯物が外に干せなかったり、そんなおかしな日々が続きました。
桜が満開の季節になると、ようやく春の訪れをめいいっぱい感じることができ、今度は雨が降らず、長く桜を楽しむことができましたね。
最近は春を通り越して「初夏?」という気候ですが、このように目まぐるしく変化する気候に当然ながら身体はついていけず、不調を訴える人が多いのがこの時期の特徴です。
そんな時こそ、鍼灸治療を効果的に使っていきましょう。
急に発症する春の病の特徴とは?
3月、4月になると、「木の芽の時期」とか「三寒四温」とかよく耳にしませんか?
真冬の寒さを耐え、暖かくなってくると、草花や木々は芽を出し始めたり、虫や動物たちも動き出します。
天の気も同じく、冬から春にかけて調整を始めるので、雨が降ったり、雪が降ったり、大風を吹かせてみたりして、気圧が大幅に変化します。
朝は寒く、日中は暖かくて過ごしやすく、また夜になると冷える、そんなめまぐるしい気温の変化も起こります。
私たち人間も、自然の一部なので、このような天の気の影響を思いっきり受けてしまうんですね。
溜め込んでいたエネルギーが、一気に吹き出したり、寒かったり暖かかったりして自律神経のバランスを崩したり、突然ギックリ腰になったりする方が多いのが特徴です。
気圧や気温の変化って、めちゃめちゃ身体に影響するんですよ!
「今まで何ともなかったのに急に痛くなった、悪くなった」
と泣きそうな顔をしてこられる方が多いのですが、この時期には珍しいことではありません。
鍼灸治療は、急性の疾患でも慢性の疾患でも両方対応できますし、少し時間はかかっても、自律神経の調整をするには、薬を飲み続けるよりもずっと安全で効果があります。
春になると体調が悪くなる人が多くなるので、長引かせないためにも早めに治療しておくことをおすすめします。
季節の変わり目に特に多い疾患は?
春になるとあゆみ鍼灸院に来る疾患をまとめてみました。
・ギックリ腰(真っ直ぐ立てない、動けない)
・寝違い(後ろが向けない、体全体が動かせない)
・花粉症
・めまい
・不安や憂うつなどのメンタル的なこと
だいたい多いのが上記のような疾患です。
ギックリ腰や寝違いなどは鍼で、花粉症やめまいなどはお灸を使うことが多いです。
1回の治療でかなり良くなる場合もありますが、2〜3回は続けて治療することになることが多いです。
というのも、春の季節の変わり目に悪くなる人は、症状も深い(悪い)し、治りも悪くて、タチの悪い状態で来られる方が多いんですよね。
こじらせないためにも、しっかりと治療していきましょう。
まとめ
春になると、気持ちがウキウキして出かけたくなりますよね。
せっかくの清々しい気候を体調不良で満喫できないなんて勿体無い!
逆に、気持ちが沈みがちになる人にも、身体の巡りを整えることで穏やかな気分に慣れますので、一度鍼灸治療を試して見るのも良いと思います。
分からないことや聞きたいことがあれば、お問い合わせフォームからいつでもご連絡ください。