2021年4月より、施術料金を変更させていただくことに決めました。
新しい施術料金はこちら
社会的にもこの4月からほぼ全ての商品が値上げとなる中、私としても本当に心苦しい思いを持っていますが、いろいろと自分なりに考え抜いたことです。
今回は、その治療料金についてと、私が生まれ育った北浦で開業してから10年目の振り返りやこれからの思いを綴らせていただきます。
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もくじ
施術料金変更の理由
2020年は、世界中がひっくり返るような出来事があり、私たちの生活も一変しました。
「仕事」や「健康」や「家族」や「生き方」や「教育」など、誰もが考えさせられたり、変えざるを得なかったりした一年になったのではないでしょうか。
私ももちろんその一人です。
これから施術料金を変更するに至った理由をお知らせいたします。
鍼や艾の原材料の値上げ
これまで鍼や艾が大きく値上がりすることはなかったのですが、今回ばかりはやはり値上げされています。
特に、私が使っている韓国製の美容鍼の値上げは、これまでの値段の3倍ほど・・・美容鍼は本数が多くなるので、どうしても今までの施術料金では採算が合わなくなりました。
艾（もぐさ）に関しても同様です。
温灸系のお灸をする治療院は、艾代のコストが大変だろうなと思ってしまいます。
しかし、どの業界でも原材料の価格が上がっているので、仕方がない・・・と思います。
自治体が発行する助成券の事務手数料の値上げ
延岡市の国民健康保険、後期高齢者広域連合に加入されている方には、1回の治療で1,000円の鍼・灸・マッサージの助成券が発行されています。
各地域の鍼灸師会にもよりますが、私がお世話になっている団体では、今回助成券の事務手数料が上がりました。
お灸を毎日継続される患者さんは、この助成券を非常に有効活用することができ、本当に有難く使わせていただいています。
これまでもずっと事務手数料はかかっていましたが、少しでも患者さんが継続しやすいように差額分はいただいていませんでしたが、今回の値上げと同時に施術料金を見直しました。
私の「仕事」に対する考え方の変化
10年前に開業した当初は、地域の方の来院がほとんどでした。
しかし、今はわざわざ他県から何時間もかけて治療に来られたり、私の治療が「安すぎる」と仰っていただき、お釣りはいらないと諭吉先生を置いていかれる患者さんも少なくないんです。
この10年で私の考え方も変わり、技術もかなり上がりました。
健康に対する意識を上げる
「痛くなってから治療する」のも悪くありませんし、そのための鍼灸院ですが、定期的に身体のメンテナンスをすることが、これからの高齢化社会において非常に大切になると思います。
特に、北浦町のようなすでに超高齢化や老老介護が加速している地域では、如何に今の健康を維持したままの状態で歳を重ねるかが大切になります。
これまで多くの患者さんを診てきて思うのは、やはり「足」と「腰」が丈夫な人は何事においても強いです。
この10年、あっという間でした。次の10年もさらに早く過ぎるでしょう。
時間は止まってくれません。
一人一人の患者さんの健康意識をあげるためにも、定期的に鍼灸治療で体調管理をする患者さんはこれまでと同じ施術料金で対応していきます。
高齢化はもう避けられないので、ただ歳をとるだけではなく、まだまだ社会で役に立ってくれる高齢者を増やしていきます！
安くて早くて簡単な治療の本質
健康保険を使って、電気治療やマッサージを受けたことがある方ならお分かりでしょう。
数百円の保険治療や、表面だけの温熱治療、優しいだけのマッサージでは、何百回治療しても、何百日通い続けても、治療を受けているその時は気持ちよかったり、痛みが和らぎますが、それが治癒とは言えません。
そもそも、人間の身体は、簡単に壊れるようにできていないので、相当無理をすることができるのですが、そんな身体に「痛み」が出るということは、身体から「使いすぎですよ！」「もう休みましょう」というメッセージなんです。
それだけ疲労が蓄積して、簡単に治らない身体にしてしまっているのです。
安い治療、早い治療、簡単な治療で治るようなら、もともとそんなにひどいくはないのです。
きちんと治すには、それなりの覚悟を持って身体に投資していかなければ治りません。
私の技術は日本一
さすがに、日本一だとは思いませんが、こんな風に言ってもらえて素直に嬉しいです。
この10年、コツコツとこの小さな田舎町で毎日毎日患者さんの治療をさせていただいたおかげで、本当に様々な疾患を診させていただいたし、治せるようになったし、感覚をつかんで一人一人の身体にあった刺激で治療できるようになりました。
本当に、かなり腕を磨けたと自信を持って断言します。
まだまだ技術を上げるために勉強しますが、私の鍼を10年前に来たきり受けてない方にはぜひもう一度受けてみていただきたいです！
どれだけ私がレベルアップしたか分かってもらえると思いますので！
開業10年目の感謝の気持ち
2012年の4月に実家の一室で開業して10年が経ちました。
実家の一室でやっていた頃のあゆみ鍼灸院の玄関。
10年前の2012年1月に娘を出産し、そこからバタバタと開業の準備をしました。
部屋を使わせてくれた両親には本当にお世話になりましたし、主人はその頃はまた千葉県にいたので、私の自由な性格で夫を放置して実家で開業する私に対し、快く理解を示してくれたことに感謝しかありません。
開業の準備をしていた頃は、「北浦で鍼灸院なんてできるの？」と不振がられることもありましたし、私の治療家としての信頼を得るまでにかなり時間がかかったと思います。
私のことをご紹介してくれる患者さんも増え、本当にたくさんの患者さんに支えられながら10年間コツコツと育てていただいたと感謝しています。
鍼灸治療だけでなく、これからは「栄養」や「運動」についても力を入れていきますので、ぜひどんどんあゆみ鍼灸院をご自身の健やかな人生のために活用していただきたいと思います。
まとめ
あゆみ鍼灸院はこれからも進化していきます。
「鍼」と「お灸」という素晴らしい治療法で、地域の活性化や一人一人の人生を整えることに貢献します。
私も45歳になり、今が一番治療家として本領発揮できるときだと思いますので、家庭のこと、子供たちのことも同時に楽しみながら、これからもますます仕事に打ち込んでいきます。
どうぞ宜しくお願い致します！！
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